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   ​川根の茶箱

静岡県の大井川上流に川根茶で知られる川根本町があります。江戸時代よりお茶はこの地域の経済を支えてきた産業であり、明治時代よりその保管や運搬に使われてきたのが茶箱です。杉板とトタン板を使い形状に工夫がされていることで防湿、防虫、防臭に優れているのです。杉は川根の山から切り出される間伐材を利用しています。茶箱工場では杉材を長い時間寝かし、その癖や節を読み切り整ったパーツを切り出します。茶箱をすべて日本製の手作りで、その工程では技とこだわり、心配りがあります。その茶箱をつくる工場は今では日本に数件しかありません。

 

インテリア茶箱のはじまり

 

脇役のイメージの茶箱が90年代に日本に住む外国人により、ファブリック・カバード・チャバコとよばれ、布張りチェストなどになぞれえて日本の着物や帯で美しく装飾しリビングでインテリアとして使われていました。その発想を日本に広めたい考え発足したのがインテリア茶箱クラブです。

インテリア茶箱の魅力

 

茶葉を保管するのに使われた茶箱は防湿、防虫、防臭に大変優れており100年はもつと言われています。サイズは1K~60K(茶葉の入る量を表しています)と約20種類あり、大きい茶箱ですとお着物やデリケートな洋服、お人形などの保管に最適です。5K以上の茶箱の蓋には補強板がはいっていますのでスツールのように上に座っていただくことも可能です。

そんな茶箱を見せる収納としてご自宅のインテリアに合わせた生地でお作りいただけます。またご自宅に眠っているお着物や帯でもお作りもできますので、思い出のお着物をリメイクし玄関や和室などのインテリアとしてもお使いいただけます。

 

​留袖をリメイクした茶箱 15K

(蓋上から撮影)

古い帯をつかった茶箱 20KS

阪急百貨店うめだ本店イベント <古布と遊ぶ>より

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